PSYCHOSONIC SHAKE - 2002年06月04日(火) ほぼ毎日、11時過ぎると僕の携帯が鳴る。 「早く来てねぇ」 とだけ言って電話は切れる。 今日は珍しくかかってこなくて「あれ?」と思いつつ、 病院へ向かった。 その目は光を失って、焦点が定まらず その肌はツヤを失って、黒っぽくなってしまっていた。 僕の声が脳まで届いていないようだったし、 僕が目の前にいることも認識できていないような雰囲気だった。 おまけに行動パターンが数種類しかなく、 そう行動したいわけではなくてそうせざる負えない。 そうしか動けないといった感じなのだ。 僕はその姿に唖然とした。 まったく生の匂いが感じられなかったからだ。 僕は仏教徒でもキリシタンでもないのだけど、さすがに「神様・・・」と祈ってしまった。 親の会社の人がお見舞いにきていただいたのだけど、親はよく理解できていない様子。 待合室で話をしているとき、思わず涙をこぼしてしまった。 夕方近くになっても、状況は変わらず。 僕はずっと枕元に座って手を握っていたのだけど、 以前、繋いでくれたあの手とは思えないほど弱弱しい手だった。 人の老いであるとか、病であるとか、苦痛であるとか、生き様であるとかそういうことをすべて背負っているような感じが、 僕にはとても痛々しくて、見ていられなかった。 呼びかけにまともに返事できない意識レベルの中、 なにを考え、どんな言葉を発し、どれくらいの声をあげていたのか到底理解できないのだけど、 僕の内には、押さえ切れないほど感情が暴れだしてしまって、 薄くするとか壁を作るどころではなくなった。 のどがつぶれるくらい叫びたくて 体の水分が失くなるくらい泣きたくて 時間を忘れるくらい女性と抱き合いたくて ・・・なんかそんな感じです。 僕ってモロいなぁとつくづく思い直しました。 日が暮れてからは、やや落ち着いた模様。 ただ精神状態がよくないらしく、イライラしたそぶりを時折見せる。 あさって、手術をする予定だったのだけどどうなるだろうか・・・ ...
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