風の行方...深真珠

 

 

Voice - 2002年06月12日(水)

親が入院して六ヶ月になろうとしている。
そして、僕も毎日かかさず顔を出している。
今まで入院した中で最長であるし、体調の浮き沈みも激しかった。

入院時に、「心停止してもおかしくない状態」と言われ、
先日も、「このままなら数日中でもおかしくない」と言われた。

僕は絶対に泣かないと決めていた。
泣いてしまうとどうしても弱気になってしまうし、
親の目の前では弱気であってはいけない。
僕が弱気になってしまうと、他に誰も支えてくれる人がいなくなる。
そう思ったからだ。

まだまだ僕らは絶望の淵にいるわけではない。
一度は消えたようにみえた道も、徐々に見え始めてきた。
決して悲観するようなことはなにもない。

六ヶ月、振り返れば本当に長かった。
しかし、まだ終わりではないし、
まだまだ長い戦いになるだろうと思う。




そっと語り掛ける いつもと違う声
遮られていても 言葉でなくても
私の中で揺れている

遠く忘れかけていた想いが深く広がりはじめ
表れては通り過ぎる現実を
今は恐れている

このまま気にも止めずにいると
何もかもが同じ様に消えてしまうから
届くまで声を伝えて

目の前の扉は開かれて
少しの未来を見せている
空よ全てうけ入れてそのままで
包んでいて
消えずにいて


...




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