風の行方...深真珠

 

 

ルーレプ - 2002年08月04日(日)

「お願い。ここを触りながらルーレプと言って!」

と、親は自分の肩口をさすりながら僕に懇願した。
僕はてっきり、
尿の管が足にひっかかっているのか、
お腹が空いたのか、
水を飲みたいのか、
そのうちのどれかだろうと思っていた。
しかし、何を聞いても親の機嫌はよくならない。

「お願いだから早く言って!」

僕は何がなんだかわからない。

・・・ルーレプ

僕は必死にその意味を理解しようとしたが、まったくわからなかった。
おまけに親の機嫌は悪くなる一方だった。

「どうすればいい?」
と聞くと、
「どうするとかじゃなくて、そのまま言えばいい。」
というので、意味が分からないまま親の肩に手を添えて、
「ルーレプ」と言った。

すると、
「ありがとう」
と目を潤ませながら僕は感謝された。


・・・ルーレプ

一体なんだったのだろうか?



...




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