風の行方...深真珠

 

 

昨日の続き。 - 2002年10月24日(木)

「付き合う」という形をとって、
僕の心は今までに無く充実していたと思う。
反面、彼女は日ごとに不安が増していっていたと思う。
そして僕は、その不安を取り除いてあげる術を知らなかった。
今の僕が、その術を分かっているとは言わないが、当時よりもかけてあげられる言葉の種類や、
行動パターンは確実に増えていると思う。

現実的に「付き合う」という経験がなかったので、
どういう風に接すればいいのかわからなくて、最初の方は少しぎこちなかった気がする。

僕が電話をすれば、「電話代がかかるから、そろそろ切るね。」と言われ、
向こうから電話がかかってくれば、僕も同じ理由で早く切ろうとした。
少し、相手のことを考えすぎたのかもしれないし、
あるいは、自分のことしか考えていなかったのかもしれない。
僕は、未だに何もわかっちゃいない。

毎晩のように、ネットを繋いで彼女があがってくるのを待っていた。
待っている間は、むしろ楽しんでいた気がする。
あれを話そう。これを話そう。
僕は、(当時)本当に彼女を信頼していたし、求めていた。
それは、具体的に手を繋ぎたいとかSEXをしたいといったことではなくて、
精神的に彼女とどういう風につながっているか?ということだった。
どっちにしても、僕らの関係は始めから破綻していたような気もする。

彼女がネットにあがる回数が減った。
週に一度あがるかあがらないかといったところだ。

3ヶ月を過ぎたあたりから、もうこの関係は長くないだろうと思い始めた。
どういうきっかけでそう思ったのかは覚えていない。
もうそのときは「どっちが話を切り出すか?」というのが、
問題になっているんだと気づいた。
それは気づくには遅すぎた問題だった。
僕が思っていたよりも、関東と福岡というのは遠いのだ。
それは、飛行機で1時間半かかって、
新幹線で5時間かかるような距離なのだ。

「付き合い」だして、僕は早く会うべきだと思い続けていた。
そして、問題が深刻化して、より強く会うことを望んだがそれは叶わない内に、
別れることになった。
話を切り出したのは僕だった。
「きっと、これは避けられなかったことなんだ。」
そう思おうとしたし、自分にやれることはやったつもりだったが、
結局、僕は彼女を傷つけたのだと思った。

彼女は、ラルクの「Sell my Soul」が好きだと言っていた。
ライブのときに一緒に聞きたいと言っていた。
「Sell my Soul」を聞くと、たまに彼女のことを思い出すことがある。


I always see you in my dream
迷宮でいつものように
透明な翼をはばたかせて
切ない瞳は君を探す
つかの間の夢に漂う

I always see you in my dream
自由に縛られてる
透明な翼をはばたかせて
果てない世界で君と出会う
そう 絵空事だと知っても

I always see you in my dream
僕は逆さに堕ちて
儚い眠りからさめても
あの日のように
君がそばにいてくれたら

〜pieces of 「Sell my Soul」〜


...




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