死神の微笑み <8> - 2003年03月13日(木) もう体が十分に暖まっていて、喉を通るお茶もいつもと変わりない感覚で胃に納まっていった。 電話を終えた六さんはゆっくりとした足取りでやってきて、 「知り合いの旅館なんだけど、よかったかね?」と温和な声で言った。 「はい。ありがとうございます。」僕は軽く頭を下げた。 「20分くらいで迎えが来るから、ここで待っているといい。」 僕に合わせて標準語で話そうとしてくれているらしいが、染み付いた訛りはなかなか抜けていない。 ずっと言葉が少なめだったのは、気の使っていてくれたのだろうという気がした。 10分過ぎたあたりで、3人の駅員が少し慌しく動き出すと、電車がやって来て、スーツ姿にコートを羽織った2人の男性と1人の中年の女性が降りた。 笑顔の素敵な駅員は「おつかれさまです」といいながら切符を受け取っていた。 3人ともうつむきながら改札を抜け、事務所の中のことなんて気にする様子もなく、駅から去っていった。 電車が出ると、3人はまた薄くて熱いだけのお茶をすすっていた。 六さんの電話から30分程して、一台の車がやってきた。 運転席から降りてきた人は、満面の笑みを浮かべながら事務所のドアを開けて入ってきた。 「六さん、電話ありがとう。」 「お客さんはこちらだ。大阪から来られたらしい。」 「お〜、それはそれは遠いところを。では、こちらへどうぞ。」 案内されて、再び駅を出た。 体の心まで暖まっているおかげで、それほど寒さを感じずに済んだ。 さっき真っ白だった雲は、多少量は減ったものの、薄っすらと紅く染まり始め、 昼間に人々が吐き出したネガティブさを十分に含んだ空気は、浄化の時を待っているようだった。 夕方のせいもあるのか、ロータリーには多少の人気もあったし、タクシーも3台止まっていた。 外に止めてあった僕を迎え来た車は、黒いセダンタイプで、車体は綺麗に磨かれていた。 後ろのドアをわざわざ開けてもらったので、ちょっと恐縮してしまった。 僕が乗り込むと、迎えに来た男性は「閉めますよ。気をつけてください。」と言って勢いよくドアを閉めたあと、 見送りに来た笑顔の素敵な駅員と60歳過ぎの駅員に軽く会釈して、運転席に座った。 僕は、笑顔で立っている二人の駅員に軽くお辞儀をして、手を振った。 車が出発して、駅が遠くなっていく。 結局、3人目の駅員とは何も話す機会がなかったし、顔も良く覚えていない。 −存在を覚えているだけ奇跡かもしれない−と思った。 今日で、病院へ実習にきていた学生さんが実習を終えた。 散歩についてきてもらったり、部屋に顔出してくれていたり、 それだけのことが、親も僕もいい気分転換になっていたと思う。 僕は毎日親かおばあちゃんと話すことしかないから、 ずいぶんよかったんじゃないかな。 さっき「L」カップの巨乳グラビアアイドルを紹介してたけど、 でかけりゃいいってもんじゃないよね。 Lっすよ、L。 僕から見たらちょっと怖いけど・・・。 目が七色に変わる人を見ました。 びっくりだわ〜。 美女か野獣、おもしろくなってきた。 踊る大走査線の映画が楽しみです!! ...
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