風の行方...深真珠

 

 

死神の微笑み <14> - 2003年03月19日(水)

少女は無表情のまま真っ直ぐ僕を見ていた。
年は背格好から予想すると、14歳か15歳くらいに見える。
長く伸びた髪は、夜の暗闇と全身を覆う黒いロングコートのせいで、肩までなのか背中までなのかもっと長いのかよく分からなかった。
それとは対称的に、少しだけ見ることの出来る顔と手は驚くほど白く、透き通っているようだった。
文字通り、体の向こうが透けて見えそうな気がした。
ものすごく小さくて、触るだけで壊れてしまいそうな雰囲気なのに、言葉には出来ない存在感にはただ圧倒されるだけだった。
その少女はまっすぐ僕を見たままゆっくりこっちに歩いてくると、僕の前に立ち止まった。
一瞬だけだが、僕と少女は50cmほどの距離で顔を見合わせることになった。
少女が目線をずらすその瞬間まで、僕はずっと少女を見上げたままぼーっとしていた。
見とれていたというより、目線を外すことができなかったのだ。
目線を外すことへの恐怖感と、目線が合っていることの安堵感が同居していた。
不思議な感覚だった。
少女は目線を海に方に移してそのまま僕の隣に腰を下ろした。
僕はまず、僕の方から何か言うべきなのだろうか、と考えた。
ここで何かしゃべらなければ、ただでさえ気まずい空気が余計気まずくなりそうだった。
でも何を言えばいいのか、何も浮かんでこなかった。
体温が急激にあがり、全身から汗が出始めたのがわかった。
−何かしゃべらなければならない−
「何かしゃべらなければならない。」
やっと口が動いた。
「寒いですね。」
最悪だ。よりによって出た言葉が「寒いですね」。
本当にお寒い限りだ。
少女を横目でチラッと見たが、反応は何も無かった。
寒さが増した気がした。
そして、しばらく沈黙が続いた。
その沈黙を切り裂くように携帯メールの着信音が鳴ったが、沈黙はその携帯の電子音を瞬時にしかも完全に消滅させた。
僕にはとてつもなく長い時間のように感じた。
耐え難い時間だった。
苦痛でしかない時間だった。
それでも僕は、動くことが出来なかった。
海の方を見たまま、指一本さえ動かすことが困難だった。
もう下着は汗ですっかり濡れてしまっていた。
ずいぶん長い時間、じっとしていたと思う。
「私、死神なの。」
一瞬、時が止まった。


いよいよ少女の登場です。

最近、ものすごい寝相だ。
3枚着て寝ているんだけど、
一番下の毛布を左側に蹴りやって、
真ん中の布団を右側に押しやって、
一番上の布団を着て寝てます。
器用だよね(笑)

今日、運転免許の更新に行ってきました。
写真がめっちゃ変!!
ってか、太ってるじゃん!!
その前に、金髪&プリンだし・・・。
これで3年間か・・・。
5年前の顔、ほそっ!!
痩せてたな、あの頃は・・・。
憂鬱です。


...




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