死神の微笑み <30> - 2003年04月04日(金) あの笑顔が頭に浮かんだ。 彼の言った事は間違いではなかった。 ただ、彼の言った事は間違いではなかったし、この景色も完璧で、それを見ている僕に何の問題もなかったが、 この完璧な景色を見ている僕の中の「違和感」だけは、お気に召さないようだった。 カーテンを開けた瞬間、ものすごい勢いで遠くまでいってしまった違和感は、時間が経つごとに僕の様子を見ながら徐々に忍び寄ってきた。 そしてある一定の距離に来たときに、それ以上近づくことをやめた。 物陰から「違和感」がこっちを見ているのがわかる。 僕は親指と人差し指を広げてピストルの形を作ると、そのまま腕を真っ直ぐ前に上げ、銃口に似せた人差し指を「違和感」に合わせてみた。 「違和感」は僕に標準を合わせられても逃げようとしなかった。 僕は心の中で引き金を引いた。 −バーン− 銃口からは何も出てはくれなかった。 人差し指を銃口に似せても、人差し指は人差し指でしかない。 人差し指は箸を握る時に使うか人を指すことに使うか女性を愛撫する時に動かすことができればそれで十分だった。 誰しも人差し指が銃弾を飛ばすことを期待しちゃいない。 「違和感」は当然のことながら、さっきと同じ物陰からこっちを見ていた。 ただ、弾の入った銃の引き金を引くと空の銃弾がでてくるように、どこからともなく空っぽな空気がやってきて、それが僕を寂しい気持ちにさせた。 それと同じ気持ちを、「違和感」も感じているように思えた。 綺麗な雪の世界を散歩をしようと思い、昨日買った2冊目の文庫本を持って外へ出た。 フロントに鍵を預け、2つの自動ドアを抜けて玄関をでると、そこはまったく違う世界になっていた。 まるで寒さが違った。 寒さで顔が痛いというような表現では表しきれない寒さの種類だった。 僕には、単純に「寒い」と口に出すしか表現手段がなかった。 しかもそれでも表しきれるはずもなく、僕の体はずっと小刻みに震えていた。 旅館の玄関先は雪かきがしてあって、車のタイヤ跡が何本かあった。 一歩踏み出すごとに氷を踏んでいるような感触が足に伝わってきて、僕は転ばないように慎重に足をだしていった。 だんだん旅館が離れていくたびに、徐々に寂しくなっていって、どんどん雪に押しつぶされるような雰囲気になっていった。 もうそこは雪の独壇場だった。 雪が僕の世界に降ってきたんじゃなくて、僕が雪の世界に迷い込んだようだった。 雪の結晶一つ一つが僕を見ているような気分になったし、同時にまったく無関心のようにも思えた。 −さっき窓から見た感動はなんだったのだろうか?− モーニングコーヒーを午後3時に飲んでやりました。 深真珠です。どもども。 今日、本屋でサッカー雑誌を探していたところ、僕がいたレーン(?)を覗いていた二人の女子高生がいて、 その女子高生が「金髪?」「ううん、向こう」 っていう声が聞こえて、辺りを見回したら僕しか金髪はいなかった。 んで、その女子高生はおそらくその人のことを「かっこいい」って言っていたんだと思うんだけど、 (あくまで憶測ですが) 僕じゃなかったらしいです(笑) ってか、僕のあだ名は「金髪」らしい。<そのまんまやな 「とばねぇ豚はただの豚だ」 う〜ん、かっこい〜♪ ...
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