死神の微笑み <36> - 2003年04月10日(木) いつの間にかラブソングは終わり、3年前に流行った曲が流れていた。 その曲は当時のドラマの主題歌としてTVで放送され、それがデビュー曲だったその男性バンドは一気に世間の注目を浴びた。 特に目を引くファッションでもなかったし、それほど顔もかっこよくなかった。 それでもアップテンポな曲のおかげで、カラオケでよく歌われていた。 デビュー曲で90万枚近くのセールスを記録し、スターの仲間入りを果たしたかのように見えたが、 2曲目からセールスは一気に落ち込み、現在活動してるかどうかすらわからなくなっている。 「この青い空の下で僕の想いは無限大に広がって 大好きなあなたの元へと駆け出してゆく」 確かそういうサビだった気がする。 10年後くらいに、TVの企画でまた聞く機会があるだろうと思った。 ほぼ確実に。 その曲が終わりかけているときに、ちょうどウエイターがやってきて注文したものと伝票を置いていった。 ウエイターの姿が見えなくなると、少女はおしぼりで手を拭きストローをあけてオレンジジュースを一口飲んだ。 僕もテーブルの端においてあった粉チーズをとり、ミートソースの上にかけた。 少女はオレンジジュースを一口飲んだ後、また窓の外をずっと眺めていた。 僕はソースが飛ばないように気をつけながら、スパゲティを食べた。 やや塩気が少なかったが、茹で方はちょうどよかったし、ミートソースもなかなかのものだった。 僕がスパゲティを食べ終わっても少女は窓の外を眺めていた。 正確に言えば、窓の方に顔を向けていた。 その視線は動くことはなかったし、何を見ているのかもわからなかった。 僕はふと文庫本を持ってきていることを思い出し、ポケットの中から出して読み始めようとした。 この本もミステリーだ。 これもシリーズ物だったが、一冊目のものとは別だった。 「何読んでるの?」 さっきまで窓の外を見ていた少女がいきなり僕に話しかけてきた。 「ミステリーだよ。昨日買ったんだ。」 「ミステリーか。本はよく読むの?」 「全然。本屋に寄ってみたら、買っちゃっただけさ。暇つぶしになるかなぁって。」 「ふーん。」 少女はまた黙ってしまった。 僕は、僕がここで話を持ち出すのはなにか違う気がした。 もちろん少女が気に入りそうな話題を見つけることは僕には困難だと思った。 そして僕はコーヒーを飲みながら少女が話し出すのを待った。 話的には、ここらへんからが山場です。 って、書いた本人がいうのもなんなんですが・・・。 ちゃんと読んでくれている方がいらっしゃるんで、今日もご機嫌です。 でも、今日の病室はちと辛かった。 4時過ぎたあたりから、急に息が苦しくなって、 吸っても吸っても酸素吸ってる気にならないし、 逆に頭はぼ〜っとするし・・・。 そういえば、今日駐車場で車ぶつけた!! ぼけぇ〜っとしてました。 レンガにドン!! バンパー大破・・・。 はぁ、土曜日に定期点検に行くのに・・・。 よりにもよって2日前とは・・・。 バンパーも心も凹んでます(うまい!) お粗末でした。 ...
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