死神の微笑み <42> - 2003年04月16日(水) その夜、少女は両親とみゆきのお通夜にでた。 みゆきの家の前にくると線香の匂いがあたりに充満していて、少女を頭痛が襲った。 玄関前で、これ以上進むことをやめたかったが、父親に引きずられながら中にはいった。 あちらこちらですすり泣く声が聞こえ、少女はその声を聞くたびに胸が押しつぶされそうなくらいの痛みを感じた。 −きっとみゆきちゃんは怒ってるんだ− 少女はそう思った。 そう思わなければ、息をすることも苦しかった。 両親と3人で寿司を食べに行った帰りに、対向車線から右折してきたトラックに右側から突っ込まれた。 運転席に座っていた父親は、当ったところがやや後ろだったために右側の肋骨を2本折るだけですんだ。 助手席に座っていた母親は、左側の窓ガラスを頭を割り何針か縫ったが、シートベルトのおかげで助かった。 みゆきはひとり後ろの席で、運転席と助手席の間から顔を出すような格好で座っていた。 シートベルトをしていなかったせいで、彼女の体は窓を突き破り外に放り出された。 ガラスを割った頭は血だらけで、放り出された衝撃で全身あざだらけだった。 それからも彼女は少し生きていた。 彼女は、血が彼女の体内から出尽くすまで生きていた。 彼女は自分の血の海のなかで、「パパ!ママ!」と弱弱しい声で叫んでいたらしい。 お通夜の席には、電話をくれたゆきもきていた。 少女はゆきに会うのもなんだかうしろめたかったが、ゆきは少女を見つけると、まるで暗闇の中で光を見つけたような顔をして、少女の元へやってきた。 「電話ありがとう。」 少女は精一杯の勇気を振り絞ってそう言った。 「ううん。」 ゆきの目も赤くはれ上がっていたが、その中に見える瞳は、うるんでいるせいで余計に綺麗に見えた。 「放課後、怒って帰っちゃったじゃない?」 ゆきの言葉に、少女がどきっとした。 きっと責められるんだと思った。 −あなたが、みゆきを殺したのよ− だが、ゆきは意外なことを口にしだした。 「あのあと、みゆきちゃんが言い過ぎたなぁって言ってたよ。 今晩は家族で外食するから会えないけど、明日学校でちゃんと謝るって。」 少女の目に、一気に涙が溜まった。 「喧嘩はいつものことだからって笑ってたよ。 喧嘩しながら仲良くなってきたんだって。」 涙が一粒一粒こぼれだし、それがいつの間にかとめどなく溢れ出すようになった。 少女は「ありがとう。ありがとう。」と何度もつぶやきながら泣いていた。 少女は泣きながら、お線香をあげて手を合わせた。 そのとき、右手の小指に貼っているバンソウコウを見ながら、昔、みゆきとした約束を思い出した。 「ずっと友達でいようね。」 「うん。」 そのとき、お互いの小指は固くしっかりと組まれていた。 少女は小指の傷の痛みが治まったような気がした。 サッカー日韓戦見てるんだけど、韓国すごいねぇ。 日本はボールが落ち着かない。 親がなんとか持ち直しました。 しぶとい・・・(笑) 個人部屋はやっぱ気が楽だねぇ。 2日で3冊も文庫読みました。 PCは持ち込んでるんだけど、打つ気がしなくて本読んでばっかり。 打ちたいんだけどなぁ・・・。 やっぱりいろいろ条件が必要なのです。 ...
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