2002年04月25日(木) |
巨人清原の怪我について |
今日インターネットでニュースを読んでいたら、また おかしな記事にであった。タブロイド紙の記事なので まともに取り合うことは、これにうなづく人がたくさん いそうなので、とりあげてみる。巨人の清原の戦線離脱 の原因になった怪我についてだ。内容は以下の通り。
「野球のトレーニングでない、格闘技の筋力トレーニング をやれば、見かけは筋肉隆々になっても、中身はモロい。 1シーズン、もつわけがなく、清原は絶対にケガをする」 という、巨人関係者の予告通りの故障だ。
見かけは筋肉隆々になっても中身はもろいとはどういう ことだろうか?Powerばかりを重視し、endurance系の トレーニングをしなかったということか?バランスが悪い? それともウェイトを使ったトレーニングばかりをして、 それをどのように野球において使いこなすか、proprioception 及びsports specificなトレーニングをしなかったので あろうか?もちろんここまで考えたとは思えない。
相撲にもよくある話だが、練習でしか養えない筋肉 (技術や知識ではない、あくまでも身体の話)はありえない。 もちろんウェイトトレーニングは明らかに実際の運動に おける可動速度よりはるかに遅いから、それだけでは 実践における俗に言う「使える筋肉」は養えないのは認める のだが、それを補うトレーニング法はいくらでもある。
清原を担当したプロのストリングスコーチがこんなことを 知らないはずがない。むしろ全く的外れな新聞の記事に 日本の野球における謎の精神論が未だはびこっているのを 垣間見た気がした。
よろしければクリックして投票下さい↓
 |