カウントシープ
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無事手術が終わった。
予想よりも結果はもう少し悪かった。これから抗癌剤と放射線治療を行って、残っているかもしれない癌細胞をたたかなくてはならない。結構長丁場になることが予想された。
それでも相方が目を覚ました時には、ここは笑って元気つけてやらなくっちゃと思って、ぎこちなく笑った。大丈夫だよ、と声をかけて手を握ってサヨナラしてきたけれど、本当はもっと一緒に居たかった。
帰ってきて、応援してくれた友人達に報告をしたりしていたら、涙が浮かんできそうになったけれど、滅多なことでは泣かないボクは、やっぱり泣かずに、犬の散歩に行ったりしていた。
うんと夜に相方から連絡があった。其処ではいつもと変わらぬ口調で元気そうにしている相方があって、それを見たらとたんに涙が出てきて声を出して少し泣いた。
ロビン
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