カウントシープ
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人間は、嫌なことを見たくないくせに知りたがる。自分の闇の中に気がついてからずっと、見ないふりをしたり、わかったふりをしたり、コントロールしようとしたりしている。
いくらかは見えるし、いくらかはコントロールすることができるだろう、光に照らされれば、闇は面積を減らすだろうから。ただ、光源の背面に新しい影ができるだけだ。
結局絶対に手に入らないものを追い続けているのであって、そういう意味では人生は常に渇望の日々だけれど、追い求めているものが手に入らないと知ってちょっとほっとする気持ちになるのは、手に入れたら終わりだという確信があるからだろう。
ロビン
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