カウントシープ
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2005年05月03日(火) 繁殖




昼間から散歩していたら、毎日通る道端に黄色い花が一斉に咲いていた。おかしいな昨日も通ったのに気がつかなかったヨ?と首を捻っていたが、何のことはない、日中に咲いて夜には閉じてしまうタイプの花だった。閉じたり開いたりする花というと朝顔が直ぐに浮かぶけれど、朝顔だけの特権ではないらしい。

その道路の植え込みは、いつもなら雑草で一杯になるスペースだが、近くの家の人がきっと種を蒔いたのだろうが、一面に咲き誇っていて、イチョウの木の下がちょっとした花畑になっている。今はちょうど雑草も伸びる時期で、そろそろ一メートル級の雑草も出現してきているが、そのうちまた市が刈り取っていく。ほんの少しの土からも生えてくる植物達を見ていると、生きるものはみな繁殖するのだとしみじみと思ったりする。

繁殖という言葉から増殖を連想して、増殖ということばからはウィルスを、そしてリングという小説を思い出すのだけれど、ウィルスから動物までみんな増えようとするのは何故なんだろうな。雄ばかりの魚の群れを水槽で飼っていると、その中から雌化する固体が出てくると聞いたけれど、人間でも環境によっては起こりそうな気がする。

ボク達は同性だけれど、もし片方が異性化したら、それはそれで複雑だなぁ。だって別に異性が居ない環境じゃないし、好んで同性愛やっているんだし。でも、相方との間に子供を作れることが可能ならば、異性化してもまあいいかななんて思ったりして、やっぱり繁殖の本能が潜んでいるように思う。


ロビン