カウントシープ
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『空色のタクシー』というお話がある。確か、あまんきみこという人が書いた話で、ボクにとっては教科書に載っていたお話だ。
タクシー運転手の松井さんが、車を運転しながら遭遇する小さな事件をつづったもので、可愛らしく微笑ましいお話が幾つか入っている。ボクの記憶の中に残っていたエピソードは・・・
1 田舎の母から送ってきた夏みかんの甘酸っぱい香りでいっぱいのタクシー 2 後ろに乗せたはずの女の子が消えてしまうが、その女の子は人ではなくてモンシロチョウだった
という断片だけだった。
ボクは今車を買い替えようと考えていて、次の車は空色にしたい、と思っている。そのことを散歩しながら相方に話して、ついでに空色から連想して上記の話をしたところ、読んでみたいと言い出したので、本屋さんに入った。
その本屋さんは児童図書を沢山置いてあるお店だったので、「空色のタクシー」は直ぐに見つかった。お陰でパラパラだったピースは埋まり、1つの話ができたのだが、これからもボクは、空色の車と夏みかんの香りとモンシロチョウをきっと同時に連想するだろう。
もう1つ、忘れられないお話が「空色の種」の話で、これは空色の種を植えると家ができるという話だったと思うけれど、これはまだ発掘していない。 いずれにしても、ボクは小さな頃からずっと空色が好きで、好きな色が沢山増えた今でも、やっぱり好きな色なのだ。
ロビン
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