カウントシープ
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2005年05月31日(火) スパイダー!

嫌いな動物は?という問いに、比較的多く聞くのが「蜘蛛」だ。

昆虫は平気だけれど蜘蛛は駄目、という人も多くいるが、ボクからすると蜘蛛と昆虫には大した差はないように思える。だが、あまたの多くの昆虫がひとくくりで昆虫扱いされるのに対して、蜘蛛はそれ独自で独立している(クモ網クモ目)のだから、それ相応に生態が違うのだろう。

さて、そんな蜘蛛だが、どうして特別に嫌われてしまうのだろう。確かに道を歩いているときに顔に掛かる蜘蛛の巣は不愉快だし、知らない間に部屋に巣を作られるのもあまり嬉しいことではない。庭に巣を作られるのも大して嬉しくないけれど、でも、蜘蛛は害虫ではないのだ。虫を食べてくれるいい奴として、時には家の守り神としてさえ扱われているのだ(ボクの田舎だけかも)。

蜘蛛のイメージは、やはりあの巣にあるだろう。1度引っかかったら逃げられないという恐ろしい蜘蛛の巣は、子供心には強烈な印象となって響く。同じ理由でアリジゴクも怖いけれど、アリジゴクは幸いなことに蟻だけがターゲットなので、恐ろしさもそれなりに、なのだ。よく考えれば生き物はみんな他の生き物を食べているだけで、なんら差はないのだけれど、あのじわじわとやられていく、恐ろしい網のイメージが蜘蛛を際立たせている一因なのだろうな。

そういうボクは現実的にはやっぱり、ゴキが苦手。こちらはすばやい登場と予測不能の動きと繁殖力が恐怖の原因と思われる。


ロビン