カウントシープ
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マリアージュ・フレールの茶葉といえば“マルコ・ポーロ”が有名で、ボクも最初の出会いはそれだった。以来いつでも我が家に常備されているのだが、最近は“エロス”という名前の紅茶がお気に入り。
エロスはハイビスカスとモーブ(あおい)と書いてある。甘い香りと甘い味の、少し特徴的な味で、ミルクとはあわなさそうな印象だ。
青色の花びらと紫っぽい花びらが混じったそれは見た目にも楽しめる。ボクは紅茶のことをよく知らないが、紅茶の葉に花弁が混じると甘い味になるのだろうか?花の蜜は甘いけれど、花弁なんてめったに食べないから味なんて覚えていない。いつだったか、サラダみたいにしてランの花らしきものがお皿の上に載っていたことがあったけれど、甘くはなかったような気がする。
何となく、花弁は食べてはいけないような気がするのだ。鮮やかなキノコに毒があるように、花のように美しいものは、眺め愛でても触れてはならぬ― そんな気がする。
花弁を散りばめた紅茶の名前が何故エロスなのか解らないけれど、とても似つかわしいと思う。
ロビン
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