カウントシープ
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| 2005年06月25日(土) |
お人形遊び ユノア・クルス6 |
子供の頃に買うような人形、例えばリカちゃんやジェニーは人前に出られるような状態、つまり衣服を身につけた状態で売られている。最近はレオタードだけのものもあるようだが、昔はちゃんと服をきていて、どの服を着ているかで人形を選んでいたように思い出される。
さて、ユノア達(未塗装版)はバラバラのパーツでやってくる。当然顔も未塗装で、目玉も入っていない。その状態では流石に目の前の対象が「人」らしきものとは認識しにくいものだ。 組み上げ、塗装をしていっても、顔がないとやはりモノというニュアンスに満ちているのに、顔を取り付け、とりわけ目玉を入れた状態になると、とたんに命がそこに吹き込まれるように思える。「目」とは実に象徴的なパーツなのだ、と改めて思う瞬間だ。
荒木氏の茶目っ気で、ユノアはバーを押すことによって目玉が動く仕組みになっている。コメカミを押すことで、視線が此方に移動してくるのだが、人形がこんな表情を見せてくれたことは今までに無く気分は高揚した。と同時に、されるがままのはずの人形に、何だか欺かれるような錯覚を覚えたのだ。
ロビン
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