カウントシープ
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ボク達が毎日やることのなかで、やらなくてはいけないことは、犬の世話とヴァイオリン。犬は毎日生きていて、世話をしてやらなくちゃいけないから、仕方ないけれど、ヴァイオリンは別に毎日弾かなくたっていいはずなのだ。 どうしてヴァイオリンを弾くのか?先生とのレッスンがくるからには、レッスンししておかないとかっこうがつかない、というのはある。ボク達は先生が好きだから、先生には誉めてもらいたいばかりだ、というのもある。 先生は誉めて育てるほうだけれど、自分自身でがんばったことにたいして誉められることほど嬉しいことったらないから、やっぱり頑張りたい。
頑張った先に実ることってすごい喜びだ。 頑張らなくてできちゃうことよりも、きっと嬉しいことで、 世の中には頑張ったってできないことも山ほどあって、その度に自尊心もプライドも傷つくのだけれど、 だからこそ、ボクは、手ごたえを感じるヴァイオリンを、とてもよき相手として楽しんでいるのだ。
ロビン
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