カウントシープ
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2006年01月09日(月) リトル・ダンサー

最近「リトル・ダンサー」というイギリス映画を見た。これはもう数年前、発売当初から所有していて、見ていなかったCD(ボクはそんなのを沢山持っている)のひとつで、正月だし、何か新しい映画でも見よう、ということになり、ようやく手をつけたというわけだ。

映画の中で、ビリー少年が踊るのだけれど、その踊りがとても自由で、楽しそうだったり苦しそうだったり、怒っていたり、いらいらしていたりと、踊りの中にさまざまな感情が表現されている。踊りってこんなに心を表すものなんだ、と改めて実感した。

ボクは踊ったことはないし、多分あまり得意じゃないと思うけれど、あんなふうに踊れたらきっと気持ちいいだろうし、それに変わるものは、これから先は音楽になっていくのだと思う。

気持ちを乗せて、体で表現するということにかけて、楽器を演奏することは非常に長けていると思う。奏でた蕎麦から音が流れ、直に体験できるということは、素晴らしい。今までボクの中でこうした手段は絵でしかなかったけれど、絵はもっと地道な作業だ。

もちろん絵には絵のよさがある。相方の病気が発覚したのが、ちょうど一年前の水曜日で、ボクが絵を描かなくなってそろそろ一年になろうとしている。ヴァイオリンを始めたのが5月の頭で、今は絵よりもヴァイオリンに時間を割いてしまっていて、そのことがとても気がかりなのだけれど、あまり沢山のことを一度にはできないと思って、今は音楽に注いでいる。

絵を描かないのにこうしてサイトを残しているのも良くないように思うけれど、いつでも絵は描きたいと思っていて、今は冒頭にふった、バレエダンサーを描いてみたい。筋肉や、動きや、指先の緊張感や、そういったものを描いてみたいと思う、人の体は美しいのだから。


ロビン