カウントシープ
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2006年01月19日(木) 春を待つ町

桜の木は、昨日よりも沢山切られることが解った。最初は全体の3分の1くらいだと思っていたから、半分は無くなってしまうことに、もうすっかりしょげしてしまって、毎日毎日通っていた散歩コースも少し変化してしまった。

ついでに言うなら、駅前にずっとあった“おばちゃんの居酒屋”も年明けから閉店の張り紙が出ていたし、その数件隣の居酒屋は、やっぱり年明け早々不審火が出たので、やっぱり休業中。どちらも春になる頃には再開しそうだ。


桜は最初、上をちょんぎられて、地上から一メートルくらいの部分だけが無残に残っていた。引っ掛けられているプレートに『この桜はウッドチップになってリサイクルされます』なんて書いてあって、それがますます悲しくなった。粉々になって最後は消費されていくようなものになってしまうのだ、それはまったく仕方ないことで個人的な感傷以外の何者でもないけれど。

今は穴ぼこだらけになった元・桜並木も、時期に若木が植えられ、春には小ぶりの桜が咲くだろう。どこかの山の中で、この町に引っ越してくるために植えられている桜たちが、すでに枝を伸ばしているだろうから。


ロビン