カウントシープ
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2006年01月23日(月) それでも世界は存在する

時々独り言を言う。大抵はいじけているときや、ナルシスティックに一人ぼっちごっこをしているときで(愚かにもそのときは真剣そのもの!)、そういうときに呟く言葉は昔から変わっていない。

『世界が壊れちゃった』

ボクはちっとも進歩していなぁと、これを書きながらがっかりする。この次の段階では『心も死んじゃった』だから、この台詞たちの文脈は『世界が壊れたから心も死んだ』となる。

世界が壊れてしまえばもう生きていられないから、心も死ぬだろう。
逆に、ひとつの心が死んだからといって世界は壊れないで明日も存続するだろう。

ボクの信じているものが、幻だったと感じたときに世界は壊れ、繋がりを失った心は死ぬということなのだが、この背景には、自分の信じる世界を自分好みに保っておきたいというエゴが存在すると見て良いだろう。
自分の好みの世界で、自分に浸って生きるそれは一人ぼっちの世界で、結局他者との関わりを(一時とはいえ)信じられずに、鏡に映った自分だけを見て悦に浸っているだけだ。

一人ぼっちだと信じるほうが楽な世界はもう消え去った。


ロビン