
道標|≪過去を見つめて|あさっての方向へ≫
夕方頃から喉がいがいがする。
洒落にならなくなってきて、他のみんなには悪いが 早々に退社することにした(つっても上がり5分前だが)。
帰り道、段々視界がぐらついてきた。
やばい。これはやばい。
健康だけがとりえの人間で、物心ついてから 仮病以外で発熱したことなど 両手両足で数える程度(最低)しかない。 全身が火のついたように熱い。喉の異物感も相当だ。
倒れるように自宅に帰り着くと、ヨロヨロとタンスから 体温計を取り出し、口内にぶちこむと、 目に見えて数値が上昇していくのがわかった。
32.2→34.5→36.2→37.5→38.7→39.4→40
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!! 自己最高発熱数値!
なんだか誇らしいような、みんなに褒めて貰いたいような 妙な高揚感が湧き上がってきて、 そのまま一気に落ちた。
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