道標≪過去を見つめてあさっての方向へ≫


2005年09月27日(火) 幻覚ミッドナイト

夢を見た。

私は愛・地球博開場跡地に居た。

その敷地面積いっぱいに広がるクズ鉄を必死に押さえ込んでいる。
クズ鉄はキチンとワイヤーか何かでまとめられていたのだが、
私のミスでバラバラに崩れ落ちたとのこと。

クズ鉄はとにかく巨大だ。両手でどうこうできるものではなく、
全身は包まれているようなひどい重さを感じる。
苦しい。思い。とにかくつらい。

だが私の中のよくわからない漢気パワーはMAXだ!

みんな、ここはまかせてけろ(何故か山形弁丸出し)!!

ワイルド7で言うならヘボピー、男塾なら富樫
キン肉マンで言うなら捨て駒ジェロニモ的なポジションなのが
謎だが、とにかく、私はその巨大な鉄塊と向き合い、必死に
格闘していた。

数時間、鉄と向き合い、なんとかタコ糸で鉄塊をひとくくりに
するのに成功したものの、「この先どうしよう」と途方にくれた所で
目が覚めた。
ひどくリアルな夢で、しばらく現実か夢か区別がつかなかった。

全身汗でびっしょりだ。

眠りにつけば夢を見る。トイレに起き、床に入れば
鉄と格闘する。何度か繰り返す。
全身が重く、腕があがらない。

部屋までの階段で、足が動かずへたりこんだ。
床が体にひんやりと気持ちいい。
自分の体重が二倍にも三倍にも感じられ、重力に逆らえず
息遣いの荒いままとにかく這った。

このまま死ぬかもしれない。死ぬ。
死ぬのは怖いな。
怖い。

夜中であることもオバケが出そうなことも怖くなかった。
とにかく死ぬのが怖かった。




モネの鳴き声で目が覚めた。実際には母の「モネが逃げた!」という
叫び声だった。結構な一大事だが体が起きない。起き上がれない。
全身に鈍器で殴られたような鈍い痛みが走る。
階下でモネの観念したような情けない声が上がり、安堵して
まぶたを閉じる。

会社休んだ。


金田こけもも |MAILHomePage