古畑亜紀の日記
日々の雑記帳です。思い付いた時に
気分にまかせて書きます。

2008年03月30日(日) しぶといまなざし。

強硬移動で無事出張をおえ無事帰札。

短い時間でしたがお世話になった滝の上、興部、名寄のみなさん楽しく過ごさせていただきありがとうございました。

クリニックでも、とてもレスポンスが早くて楽しかった。
はじめたばかりで、まんなかのドまでしかでなかったとみられていた子が、ハイB♭まで実は十分に吹けるとか発見できたり(単に人とタイミングをあわせる技術がまだないだけで、その子自身は広い音域を吹く力はあったんです!)。
みんなびっくりしていたけど、私楽器は吹ける子だなと思ったから、証明できてうれしかった。

あと、譜面が読めないと思われていた子。
譜面は読めているんです。
吹く前に、音程を特定してイメージしていないことが乗り遅れ、はずしなどの原因。
なんとなく吹いていたらだれでもあたりはずれ激しくなります(笑)
トランペットはポジションが七通りしかない中でたくさんの音をだすしくみなのですから、吹く側のイメージぼんやりしてると楽器の方もどうこたえていいかわからないので、突拍子もない音をだすのです(笑)。
吹く前に、音程や音高をはっきり意識して楽器にしっかり指示するのが大事。
くじをひいて神頼みではなく、自分の意志が先にしっかりとあってそれを前に出さなければ、いつまでも運任せになります。
・・・といっただけで全身とりかえたかのような変ぼうぶり!?やはりみんなびっくりするほど変わりました。

楽器が下手なんじゃないんです。生まれつき下手な人はいません。
”下手に聞こえてしまうように吹いてしまっている”だけで、方法をかえれば、同じ技術レベルでも、その日のうちに大きく変化できることが、おきえるのです。
みなさんがトランペットが好き、音楽が好きという気持ちを、1滴も無駄にしてはいけないと思いかなりはりきってレッスンさせていただきました。

合奏のときもいいましたが、好きなだけでは伝わらないんです。
自分が音楽を好きなつもりでも、好きだ!!と聞こえるように吹かなくては、客席からみたらその気持ちがないのと同じに勘違いされてしまいます。
それはくやしいですよね。もったいないです☆

”みんなは中学生とはいえ、ステージに立つ限りはプロにならないと。”
といったら、みんなの目がいきなりキラっと強くしぶとい感じに光った・・その、”子供だから何をやっても可愛い”だけでは終わらない目が、好きだよ(笑)!


前後不覚レベルにくたくたな私でしたが、すごく楽しかったので気持ちが明るくなりました。
初めてながらありのままにオープンにお話できるメンバーで、顔合わせもよかったのでしょうか、打ち上げも超、楽しかった!!
なぜだか打ち上げでは、”なんちゃって○○だから”がはやっていたよ・・(いいだしたのはピアニストKさん笑)。
それぞれの胸に理想の姿があって、自分はなんちゃってであるといういいぶりなんだけど、卑下とかななめにいじけてるとかじゃなくて、みんなのびのびと言い放っていたので面白かったです。
なんちゃって○○とかいってても、けして、あきらめてるわけじゃないんだよね(笑)。

そのあと芸森にいって立ち話で”芸術点が高い。あるいは低い”(←ビジュアルについてです笑)などの話しで盛り上がる。
1年ぶりなのに覚えていて下さった”へらずぐち”のみなさん、チョコレートたくさんありがとうございます。
カスタネットよろしくお願いします♪

ある程度の年令になると特に、シビアな客観性と謙虚な努力がともなわないと美しくはいられないということ、たぶん美人は知っているから・・大人の美人は美人が好き(笑)なんですよね、たぶん。


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