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2002年08月26日(月)
自分の場所
昔から家を出たかった.
私は家族に恵まれていて,とてもシアワセに育てられていて,家族のことは好きだし大事なのだけれど,それでもどうしても出たかった.甘やかされている自分を知っていたこともあるのかもしれないし,単に一人暮らしにあこがれていただけかもしれないのだけれど.ずっと一緒にはいられない,そう感じていた. その一方で,生まれ(は微妙に違うが)育った場所を離れる,というイメージを持てるようになったのは,だいぶ後になってからだ.家の側には川が流れていて,土手には四季折々の草花があって………中略………そんな風景.異なる場所で生活をする,ということはなかなか,考えられても感じられなかった.引っ越し・転校,ということをしてこなかったからだろう.多分,転勤族の親を持った子供はまた別の感覚を持っているのではないかと思う.
今の私は,全く異なる環境で一人で生活している.おそらく,大事な家族と一緒に暮らすことはもうないだろう(将来的に両親と暮らすことは可能性としてあるが,そういう意味ではなく). 数ヶ月だというのに,既に自分のペースで生活を繰り返している.これから更にそのペースは形作られていくだろう.それを他人と共同で作り上げていくとしたら,その相手は多分,一緒に生きていくと決めた人間. 家族が大事なことにかわりはないけれど.
今の恋人と将来一緒に生活していくかどうかは分からない.先のことなど知らない.現時点での私は,そうだといいなと思うだけ. 一人で生きていくのも構わないけれど,一緒にやっていこうとお互いに思える人がいたら自分にとってはいいだろうと思う.甘い夢ではなく,曖昧な期待ではなく,現実的に. 懐かしい場所から離れて,大事な家族を出て,別な場所で(もしかすると別な人と共にいられるような). 自分の場所を手に入れたくて.
まとまらないまま,ここで終了.
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