xxxxxx 表面張力(仮)

虚実入り乱れても記録
20010802--



2004年02月04日(水)

夢の中で彼は全く笑うことはなく

 夢を見た。
 それはかつての恋の相手の夢で、船上での実験室や通常の分析室のイメージがごっちゃになったような部屋にいた。他の人もいたようなのだけれど記憶にはない。ただ研究関係ではない友人の名前が出ていたりもして、整理していた幾つかの引き出しを床にばらまいたような雰囲気。でも明るかった。そして何故か泊まる場所もあった。
 かつての相手は全く笑うことがなかった。分析室を仕切るビニルのカーテンに、何故か英語でその部屋の説明を書いていた。マッキーのマジック。そして英語の単語を何故か日本語で繋いでいる。そして私にその説明をしている。
「明日はもう来ないの?」
 彼が出国することを知っていて、私はそう尋ねる。
「来ないよ」
 彼はにこりともせずに答える。泊まる場所もあるし、まだ一緒にいたいけれど、相手はそう思ってはいないし私もできるともしようとも思っていない。そうだよな、もうそうなんだよな。そう思って帰ろうとして
 目が覚めた。


 弁当作成のために目覚まし時計をセットしていたのだけれど、それを止めてから「ちょっとだけ」とお布団に潜り込んだら、そんな夢。寝たのは20分くらいだったのだけれど、これで完っ全に目が覚めた。今の私がそんな夢をみたことに驚いたよう。
 きちんと弁当を作れたので、ありがたいと言えばありがたいが。

 よしもとばななの作品中のような夢の見方はしたことがないし、そういう夢だとも思ったことがないけれど、それなりに夢は自分の現状を表していると思う。それはかなり直球勝負なことが多いし、わかりにくい場合はそれほど差し迫っていない現実であることが殆どだ。
 今回の夢の原因は全く分からないけれど、自分で現状は把握しているのだろうと思うことにした。
 もしかして彼と再会することがあったとしたら、彼は喜ぶなり懐かしがるなり(そしてちょっとは私を惜しいと思ってくれたり(浅ましいとは自覚しているが、ちょっとかつての自分を否定したくはないので))などしないかと妄想したりもしなくはないのだが、奥の奥ではきちんと「奴はそういうことはしねえよ」と認識しているのだろう。これで安心した。

 それにしても彼の書いていた英語だけれど、それはもうめちゃくちゃ。向こうで生活していた人間があれはあるはずないだろう。
 やはり、頭の中にないものは夢の中でも無理なのか。自分の英語力を目の当たりにしてしまって少しショック。



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