| 2001年11月13日(火) |
宇江佐真理「銀の雨」感動あり涙ありで大傑作。 |
宇江佐真理「銀の雨」感動あり涙ありで大傑作。初めの二話を読み、驚愕した。人間がしっかりとした輪郭で描かれているのでその言動を読んで感動するやら涙するやら、とりあえず文句のつけどころが皆無。同じ時代小説でもジャンルが異なるが佐伯泰英の強力なライバル出現のイメージで作者の名前を記憶する。 日本人必読の作家の登場である。こんなに生き生きとした日本人を描く作家はまれではないか。また、あとがきも面白い。講談社文庫の「室の梅」のあとがきも読んでみた。これも良かった。エッセイとしても見事に成立している。 時代小説の賞をとり単行本でデビューして評判をとっていたのは知っていたがこれほどとはついぞ知らなかった。 財津和夫のコンサートに行ってきた。終盤からアンコール三曲が盛り上がり非常に良かった。
|