| 2001年11月25日(日) |
巽昌章「埋もれた悪意」を読んだ。 |
巽昌章「埋もれた悪意」を読んだ。アンソロジー「有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー」(角川文庫)中の一編で考え応えのある短編小説である。本格ミステリ的に論理的とはこういうことかと推理に頭を悩ました後に真相を知った時そう思った。いかに先入観によって物事を正しく見られなくなっていることか。同書には他につのだじろう氏の本格ミステリ漫画「金色犬」があり、目を引く。 佐野眞一「渋沢家三代」(文春新書)は54ページまで目を通す。歴史までも簡単に消費していく現代の日本においてこういう本やさまざまな歴史関係の本を読み、忘れられた過去の姿を取り戻すことは意識的に必要なことのような気がする。 今日は2冊の雑誌に軽く目を通した。 「ダ・ヴィンチ」12月号、「月刊アスキー」12月号どちらも飛ばし読みである。 今週はずっと野暮用が続くので本はほとんど読むことができない。
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