| 2001年12月12日(水) |
白峰良介「逃げる車」を読む。これは「有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー」(角川文庫)中の一編である。 |
白峰良介「逃げる車」を読む。これは「有栖川有栖の本格ミステリ・ライブラリー」(角川文庫)中の一編である。「命の次に大事な車」というセリフが出てくるが、これは「命よりも大事な車」の間違いではないか。「車よりも大事な命」が危機に合ったら、多少車が破損しても気にならない。だから・・・というのはいささかユーモア・ミステリの部類である。「異様なまでに論理的」と言うのはどうか。しかし、追跡シーンから一転しての死体発見シーンへの展開はサスペンスがあって謎解きよりも魅力的だった。 今日も大雪。さすがの鉄道が一時ダイヤなしで走っていたそうだ。夕方は白い霧がたちこめて異国的な雰囲気も漂った。 相変わらず、本が読めない。もう少しの辛抱である。
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