読書日記

2002年02月03日(日) 五條瑛「30$WEEKEND」(別冊文藝春秋2001夏号)を読んでみた。

五條瑛「30$WEEKEND」(別冊文藝春秋2001夏号)を読んでみた。最近この作家の評判を雑誌で読み、さらにラジオで新作「スノウグッピー」が良好である批評を聞いたので、気になって去年の雑誌で探してみた。
話自体はたいしたことがない。事件の真相は平凡で「火曜サスペンス」並。しかし、場所が米軍横須賀基地の中であることと主人公の二人に特色があることが読み手に言葉の端々まで注意深く読むことを要求している。日本人が知らない国際的事件が日本国内で結構起きていることを暗示しているようだ。
丸谷才一の「コロンブスの卵」(ちくま文庫)の「徴兵忌避者としての夏目漱石」を途中まで読んだ。「こころ」の先生の自殺に対する不可解な思いを綴ったものである。
最近、1冊の本を最後まで読み通すことができなくなってきた。


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