読書日記

2002年02月18日(月) 隆慶一郎「見知らぬ海へ」(講談社1990.10.25)は面白かった。

隆慶一郎「見知らぬ海へ」(講談社1990.10.25)は面白かった。
最近また時代小説を読むようになって思い出すのは隆慶一郎の作品だ。すべてが傑作だった。今あらためて読み返してもその魅力は減じていないだろう。
「見知らぬ海へ」は未完の作品の中でも短い方だが、勇壮な面白さに富む物語である。
海賊奉行向井正綱が率いる向井水軍の破天荒な物語でこれからというところで途切れていながらも名場面が多い。
病によって閃光のようにこの世から飛び去った隆慶一郎の絶筆のひとつである。
あの頃、集英社の「青春と読書」に隆慶一郎の闘病記のようなエッセイが掲載されてからしばらくしてその死を知って驚愕したことを覚えている。
予想だにしなかった死だった。


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