2002年08月09日(金) |
齋藤孝『スラムダンクを読み返せ!!(仲間がいるからパワーが出せる)』(パラダイム2000/11/09)を読む。 |
齋藤孝『スラムダンクを読み返せ!!(仲間がいるからパワーが出せる)』(パラダイム2000/11/09)を読む。 アイデンティティを話題にしながら仲間とは「お互いのアイデンティティを磨き合う」関係だと主張する筆者の意見は新しいだけでなく、核心を衝いている。 僅か110ペ−ジの薄い本は筆者のエッセンスを濃厚に伝えている。 『子どもに伝えたい<三つの力>(生きる力を鍛える)』(NHKブックス2001/11/20)の親本の一冊と言える重要な作品だ。
茅田砂胡『暁の天使たち』(中央公論社2002/03/25)を一気に読み果たす。 『デルフィニア戦記』と『スカーレット・ウイザード』の続編。いつものように筆者はあとがきでおおぼけでどうにもならない人だが、登場人物たちが相変わらずの活躍(?)でそれはどうにも隠しようがない。 冒頭しばらくは話が掴めず多少混乱するのもいつもの通り。 我慢していると『デルフィニア戦記』の危険人物が四人ほど『スカーレット・ウイザード』から約五〇年後ほど過ぎた時代に転移して来ていることが分かってくる。 話の筋はやはり荒唐無稽。細かいことは気にしない天才にしか書けないようなもの。 アクションの場面もいつも通りうまい。
黒崎裕一郎『はぐれ柳生殺人剣』(徳間文庫2002/04/15)を44ページまで読んでみた。 解説の菊池仁氏が破格の推薦文を書いているので読んでみる気になった。漢語の使い方と剣戟場面が印象に残った。
青山光二『極道者(アウトロー小説集)』(ちくま文庫2002/3/6)と齋藤孝『声に出して読みたい日本語』(草思社2001/09/18)を入手。 齋藤孝氏のちくま新書を探したが近くの本屋さんにはなし。文春新書は結構あったが意味がなし。
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