読書日記

2002年09月10日(火) 南木佳士『阿弥陀堂だより』(文春文庫2002/08/10)を読んだ。

南木佳士『阿弥陀堂だより』(文春文庫2002/08/10)を読んだ。
映画化に当たっての文庫本化にしても素晴しい作品。私小説的魅力に富み、じっくりと味わうことができた。
七年前の作品だが、現代にこそふさわしい。ある意味救いの小説。
作家志望の主人公の奥さんを最先端医療で活躍する医者とした点が特色。
前に岩波新書で、医者でもある著者の文章に触れて感心した。
この作品も著者の人生を込めた力作。

城山三郎『外食王の飢え』(講談社文庫)を読む。
実在の外食産業のパイオニアをモデルにしたノン・フィクション的小説。熱い男の一代記は読む方も熱く集中させる。こんな人が身近にはいてほしくはないが立志伝中の人物というのはこんなものだろうと思った。バランス感覚があったらその道で儲けられるはずがない。
少し前の作品でもまだまだ現役である。
一気に駆け抜ける人生を見事に描いた。

テレビを随分見た。
『北の国から』前・後編とそのドキュメント。ビデオで『シュレック』
いつも観ている『ミュータントエックス』『マイリトルシェフ』『ランチの女王』など。
さすがに目が疲れる。


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