読書日記

2003年01月28日(火) ダン・シモンズ(訳=嶋田洋一)『鋼』(早川書房)

ダン・シモンズ(訳=嶋田洋一)『鋼』(早川書房2002年5月31日初版発行 1900円257p)
またまた一気に読了す。あの超傑作SF(もちろん小説としても大傑作)『ハイペリオン』の作者の非SF作品だけに期待していいのか悪いのか、落ち着かない気持ちで読み始めたが、ノン・ストップ・アクション映画ののりで一気に読み終えた。
主人公は刑務所帰りの元探偵クルツ。クルツの獅子奮迅の冒険的活躍は最近珍しいものなので呆気にとられているうちに話が終わっていた。重要な振る舞いをする「デンマーク人」にあのジャック・ヒギンズを見た。
ダン・シモンズは裏切らない。


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