ニャンでも日記



奥只見湖

2001年12月12日(水)

どれくらい走ってきただろう
長い蛇のような陰湿なトンネルを22kmー
やっとの思いで抜けきったら
急に視界が開けた
駐車場が見える山道を下っていって
レストランに入った
向かい席で何を語り、何を食べたかー
いや、そんなことはどうでもいい
兎も角
玩具のようなケーブルに乗ってダムサイトに行ったのは
確かだ

更に少し歩いて登ったところに
電力館があって、そこの説明によるとー
およそ9年の歳月をかけて昭和37年に完成
高さ157m、堰堤の長さ475mという巨大ダムで只見川の
水を集め総貯水量6億リッポウメートルと言う 

帰りの坂道で手を差し出した。 
彼女がなんとなく、ぎこちない動作で反応する
普段より湿っぽい手の感触

なぜ、黙っているのー
ちょっと疲れたからー

もう、帰る?−
ええー

どうも変だよ、、どうかしたの?−
ううんー、別にー

だったら、元気だせよー
ごめんねー ちょっとあったからー

なんだよ、話せないこと?ー
そうでもないけどー

だったら、話してみてー
う〜ん、でもー

さあー
やめておくー

そんなのないよ、、言った方がすっきりするよー
わかった、、、けど、、今度ねー

もう追求するのは止めた
もう、帰りたくなった
西空が暗く沈み、僕の心も湿っぽくなった。
そろそろ、別れの時期かな そんな気がした







 < 過去  INDEX  未来 >


shin9n [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加