気まぐれ日記
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2003年07月09日(水) |
今日もせっせっとお仕事 |
明日は早番なんで、速攻書いて寝ます。スタオー3ですが、チンピラを倒す前に止まりやがります。何度も。プレステ壊れたかな……。
井上が予定通り夏目の家を訪れた。 「セリナ、いるかい?」 セリナは思いつめたような真剣な顔で井上を待っていた。 「どうしたんだい? セリナ」 「井上さん、一緒に来てください」 セリナはあがろうとする井上を引っ張って玄関を出た。 「何があったんだ、セリナ」 「トーマ様が、マスターが!」 「夏目さんが、どうしたんだい?」 「発作が起こるんです。だから早く」 「わかったわかったから。でも、どこに行ったのかわかるのかい」 井上はそう言って、愚問ということに気がついた。 「でも、町の中で発作があったとしても誰かが通報してくれると思うんだけど」 「トーマ様のは別です、早く早く」
森の家で、夏目はくつろいでいた。そのように見える。 「コーヒーどうぞ」 「どうも……」 受け取ろうとした瞬間、夏目の腕が震えた。受け取るのをやめ、森の手に押し戻す。 「発作かい。薬は」 急に医者に戻った森の質問に夏目は首を振る。 「そうかい。じゃあしばらく横に……こんなときに客だよ」 森がうずくまる夏目を横に寝かせると、チャイムのなる玄関へ向かった。 「トーマ様! トーマ様はどこですか?」 「わっ!」 さすがに森も驚いた。ドールが突然家を訪れたのだから。そんな姿を夏目が見たらめったに笑わない夏目も笑うだろう。 「こら、セリナ。落ち着いてくれ。すいません」 「夏目君の知り合いかい?」 「ええ、そうですけど」 「このドールは?」 「夏目さんをマスターとしているドールです。いろいろわけがあって……」 「わけはともかく、今は会わないほうがいい」 「発作が起きているのはわかりますが」 「そのドールが、夏目君の薬を持っているとしたらいいが」 セリナはぎくりとする。人間らしい、自然の姿で。 「セリナ、まさかあれだけ騒いで、もっていないとか?」 「すいません、持ってないです」
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