気まぐれ日記
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キャラクターの性格が変わってるような……。まあ、いいや。
「恐ろしいこと?」 「僕は行かない」 菊池がその場にたったまま。セリナと三人の男は、その隠れたエレベータに乗る。ボタンは上と下へ向かうボタンしかなかった。 「下です」 セリナは言う。夏目は下を押した。高速でエレベータは下に下がる。 「な、なんだ」 尾崎が動揺した。 「うちの会社、こんな地下はないはずだ」 「どうやら、本当にバカ息子だったようだな、お前」 森はさらりと言った。 「クイーンにはいろいろなうわさがあるからな。こんなのがあってもおかしくない」 「なんだか、とんでもないものを作っているって、聞いたことがある」 夏目は言う。井上から聞いた事があった。 「もう少し、もう少しです」 しかし、ブザー音が鳴りエレベータが止まった。照明も消え、中が真っ暗になる。 「どうやら、見つかったようだな」 ドアが開く。警備員らしき男たちが押し入り、4人は捕まった。 「社長までもがあのエレベータに気づくとはね」 初老の男が言った。地下の部屋の一室にて四人は閉じ込められたように顔を付き合われている。実際四人は銃を向けられているので閉じ込められているようなものだった。 「専務、これは?」 「ここは整備員や技術者、開発者だけの秘密だからね、教えるわけにはいかない。たとえ社長でもね」 「……トーマ様、ごめんなさい。私がここに行きたいなんていわなかったら」 「セリナ……。一体ここに何があるんだ? なんで、お前がそんなに気になるんだ」 「妖精……トーマ様の言う妖精が、いるんです」
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