気まぐれ日記
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ドラえもんの道具にあった。名前は確かこれでいいはず。いやなことがあった分、それ相応のお金がもらえる道具。良く考えれば銀行を無視した道具ですね。こんなのが社会に出れば皆金持ちです。多分。 ふと、思いだしたことです。
布団屋を追い返し、セリナはコーヒーを入れた。濃いのを。 「ありがと」 「トーマ様、具合のほうは?」 「女になれば治るよ。なにしろ丈夫だから」 「そうですか。ではもう」 「うん、かなり調子がいい。だから買い物に行く」 「買い物ですか?」 「うん、そろそろコーヒーも切れるし、洗剤とかもないし。米もない」 夏目が着替えて、ふと思いつき、ぶかぶかの男物を着る。いつ戻っても楽なように、と思った。 「セリナも行くか?」 「えっ」 「買い物に」 「いいえ、私は掃除でもします。ついでにシーツを洗濯しますね」 「うん、じゃあ、頼んだよ」 夏目は外に出た。晴れている。近所のスーパーへは徒歩で行く。一人身である夏目の買い物はそれほど多くはない。
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