気まぐれ日記
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2003年08月21日(木) イヤナメーター

 ドラえもんの道具にあった。名前は確かこれでいいはず。いやなことがあった分、それ相応のお金がもらえる道具。良く考えれば銀行を無視した道具ですね。こんなのが社会に出れば皆金持ちです。多分。
 ふと、思いだしたことです。

 布団屋を追い返し、セリナはコーヒーを入れた。濃いのを。
 「ありがと」
 「トーマ様、具合のほうは?」
 「女になれば治るよ。なにしろ丈夫だから」
 「そうですか。ではもう」
 「うん、かなり調子がいい。だから買い物に行く」
 「買い物ですか?」
 「うん、そろそろコーヒーも切れるし、洗剤とかもないし。米もない」
 夏目が着替えて、ふと思いつき、ぶかぶかの男物を着る。いつ戻っても楽なように、と思った。
 「セリナも行くか?」
 「えっ」
 「買い物に」
 「いいえ、私は掃除でもします。ついでにシーツを洗濯しますね」
 「うん、じゃあ、頼んだよ」
 夏目は外に出た。晴れている。近所のスーパーへは徒歩で行く。一人身である夏目の買い物はそれほど多くはない。


草うららか |MAIL

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