気まぐれ日記
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2003年09月22日(月) 明日、仕事だ

 休んでいると、億劫になるお仕事。ううっ誰か代わりに行ってくれ、と思うのはやはり、社会人失格なのでしょうか?
 ポケモンルビー、かなり進みました。なんとバッジ3個です(笑)4月だかに購入してムロジムでつまってほったらかして9月になって再チャレンジ。相変わらずアホだなあ、と思う。ああっ、スタオーが止まったままだ!
 ……カイナシティの曲いいですね。サウンドトラックにて歌詞付きの編曲があります。ポケモンらしい元気のでる歌に仕上がってますよ。

 アニムたちは村の入り口で夕方を待った。日没になると家々のドアが開き、人々が出てきた。
 「あれ、昨日の旅の方ですね」
 「そうだ」
 アニムが返事をした。声を掛けたのは昨日も声を掛けた村人だった。
 「どうして、村の外へ」
 「それがのう、村を出ようとしたらまた迷ってここに戻ってきたのだ」
 「そうですか、じゃあ、またあの家に泊めてもらうといいよ。あのおばさんは寂しがりやだからね、旅人は歓迎されるよ」
 そう言って、その村人は農作業を始めた。
 「今から農作業ですか?」
 カルミアが聞いた。
 「はい? 私は朝から晩まで畑仕事してますよ」
 「あ、そう」
 彼女はそれ以上何も言わず、泊めてくれるところに案内してくださいとバルクたちに言った。
 「うーん、どうやら昨日の記憶はあるようだの」
 「そうですわね」
 「それが?」
 「はい。昨日のことを引き継いでいるということは、流れに沿っているということです。こういう現象の中には死んだときで時間が止まってしまっている幽霊もいるのです」
 「そうなると、小生らは新たに来た旅人となるのだ」
 「ふーん」
 「同じ時間を、何度も過ごすんだ」
 ルイがつまらなそうに言った。
 おばさんに会っても、案の定、また来てくれたのかい、と迎え入れられた。
 「食事の用意ができたら呼ぶからね」
 おばさんがうれしそうに言う。
 「生きているみたいね」
 カルミアが言った。
 「あたしも、騙された。生きているのと変わらない」
 ルイは信じられなかった。彼女は悪魔族だった。人間よりは、そういう生きている生きてないの区別には敏感なはずなのに、この村ではそれも狂わされているようだった。
 「カルミアだっけ? どうだ、見てわかりそうか?」
 「いえ、まだなんとも……」
 彼女は首を振った。
 「ただ、ここまでリアルに感じるのは、私たちが、何らかの術にかかっているようです」
 「うーん」
 バルクは腰に挿した剣を見る。危険なことがあれば知らせてくれる剣だった。もしかして、この剣も狂わされているかもしれない。ドラゴンの長、セルヴェスも、が。それとも、特に危険がないから、だからかもしれない。実際一晩泊まって危険はなかったのだから。


草うららか |MAIL

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