気まぐれ日記
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2003年10月03日(金) |
ついに買ってしまった |
真剣ドラゴンクエスト。いい年した女がおもちゃの剣ふるって喜んでいるのを想像してください。買う時、お店(ダイエー)の人が、男の子はこういうの好きかな、とプーさんのファイルをおまけにくれたんですが……すいません、私が遊ぶんですとは言えなかった。(笑)
やっと、食事が運ばれてくる。ビーフシチューと温野菜サラダ、パンにバターが添えられている。本日のディナーメニューだった。 「バルクさんの情報は……」 「同じウォンテッダーだよ。酒場はその集まりだからな」 「いつも、一杯の水割りウィスキーでがんばるのだよ」 「うるせー」 ともかく、同業者でもあの村には誰も行かないようだった。 「しかしよ、カルミアは……」 注文したエールが来て、バルクはそれを一口飲んだ。ワインよりずっといい。 「私は命を受けてきたのです」 「わざわざフォーランズからか?」 「ええ。イーリス様はどこからかそういった情報をかき集めてくるので」 「ふーん。で、あんたはどんな能力があるんだ?」 「私は一応魔術で魂を沈めることができます。それくらいです」 「そうか……」 どうやら、最初に言ったそれしかないようだとバルクは思った。 「正直言って、あなたたちと会えてよかったわ。一人旅は慣れているけれど今回は結構つらかったの」 彼女は初めてこの地に訪れたと言う。今まではフォーランズから比較的近いところを旅していたと言った。 「だから、あの村でルイさんに会ったときはびっくりしたけど、後でほっとしたわ」 カルミアはそう言って、パンをちぎった。 「それより、アニムさん。ノムの実は幻覚作用に有効なのですか?」 パンにたっぷりとバターをのせていたアニムは突然声を掛けられバターナイフを落としそうになった。 「な、いや。あれはただすっぱいからだ。別に幻覚作用を直すとか解毒作用があるからとかではないのう。あれは疲れたときにもよいから持ち歩いている」 「……そうですか」 「しかし、そうなると小生らは、いつクレンムチューリの幻覚作用にやあれたのだ?」 「多分、球根を粉末にしたものがあの村を取り巻いているんだと思います。球根にしか、幻覚作用はありませんからね」 「うむう……と、なると。次に村に入るときはどうすればよいかのう」 「何か、こう、粉を吹き飛ばすような風があれば……」 「はいはい。あたしできるよ」 「ルイ、すまぬが頼む」 「うん。風の起こし方なら知っている。女神様に頼むんだよ」 「そうと決まれば、出発は明日でよいな」 「かまわねえぜ。さっさとこの用事を片付けて、ビアソーイダに行くぞ」 「お主、故郷には行きたくないのではなかったのか?」 「それよりも、ビールが飲みたくなった」
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