気まぐれ日記
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2003年10月05日(日) ただ今、架橋に入ってます

 ええ、ええ。キャラバンハートです。やっとこさ、あのアレフガルドに入りました。やっと。さすが、アレフガルドはアノ名曲なんですよ。あそこだけは、あの曲なのですね。そんで……。

 バルクが剣をまっすぐ突き出して、そのままの体制でいた。微動だにしないその姿に、カルミアが声も掛けられなかった。突然、剣を収めると、バルクは振り向いた。
 「なんだ、カルミアか」
 「お邪魔して、ごめんなさい。バルクさん」
 「ああ、別にかまわないけど。なんだよ、こんな夜に」
 「聞きたいことがあるの。もし、相手が魔族なら、逃げるなんてしない?」
 「……さあな。命がけでやるなんて馬鹿くさいからな。逃げるときゃ逃げるぞ」
 「そう……アニムさんと同じことを言うのね」
 「多分、ほとんどのウォンテッダーはそういうぜ。なにしろ、目的を達成することだからな。死ぬことじゃない」
 「……おやすみなさい」
 「ああ、お休み」
 カルミアが何を言おうとしているのか、バルクにもわからなかった。
 部屋に戻ると、アニムはまだ起きていた。寝るという用意はしていて、バルクが帰ってくるのを待っていたようだった。
 「カルミアに会ったか?」
 「ああ、言わんとしていることがよくわからねが……」
 「まあ、彼女にもいろいろあるのだろう。さ、寝るぞ」
 「先に寝てろよ。俺は顔洗ってくる」

 


草うららか |MAIL

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