気まぐれ日記
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2003年10月29日(水) なぜか、

 FF8を再プレイ。そしたら最初のダンジョンでタイムオーバーでゲームオーバー……。

 「レトが落ち着いたら何か食べさせよう」
 アニムはそう思って、久しぶりの肉料理を食べた。船上では魚料理ばかりだったからだ。まるで、それがしきたりのように船の中では魚介類が主流なのだった。
 「でもよ、ここは夜中は閉まるんだろ?」
 バルクがワインをちびりとやってから言った。
 「なにか、作ってもらっておこう」
 「あとは情報収集だな。まあこれは兄貴に聞きゃわかるだろ」
 食事をしながら次の行動のことを相談する二人をそばで見ながらルイはつまらなそうにカルミアを見た。
 「何?」
 「あたしたちと一緒にいかない?」
 「ごめんなさい。帰らないとならないから」
 「そう、そうよね。ごめん」
 「でも、フォーランズに来た時は寄ってね」
 「うん、そうする」
 食事が終わるとそれぞれ部屋に戻って眠った。結局レトはその日は休んでいて朝まで起きなかった。
 「馬車はやめとくか」
 「そうだな。レトの奴、乗り物弱そうだしな」
 朝、先に食堂に下りたバルクとアニムがそう話していた。
 「なんの話?」
 ルイが起きてきた。格好は寝巻きだったが寝ぼけてはいないようだ。
 「ああ、馬車で行かず、歩いていこうってな」
 「そっかー、レト船酔いしたもんね。歩いてどのくらい?」
 「半日もかからんはずだが、どうだバルク」
 「3時間ってとこだな。街道を歩けば。奴らはでるだろうけど大丈夫だな」
 「やつらって?」
 「いわゆる、ゴロツキか?」
 「ああ、窃盗団がいてよ、旅行者やら荷馬車やらを襲うんだ」
 「ずいぶん危険なんですね」
 と、カルミア。いつの間にか起きてきた。
 「まあ、俺の弟や甥っ子が蹴散らしてるからな、大丈夫だろ」
 「でも、襲われないということはないんだよな」
 レトが、だいぶすっきりとした顔で降りてくる。
 「まあな。どうだ、調子は?」
 「だいぶいい。腹減った」
 レトは情けない声で言った。


草うららか |MAIL

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