天下無敵な過ごし方
ああ、今日も今日だねぇ。
ここんとこの円高のおかげで薔薇が安いのはありがたい
2002年05月18日(土) 喧嘩した その後 2人の『あね』が

みちえさんと言い合いしたのは 久しぶりである。
あたしの中では みちえさんから賛同を得られると踏んでいたのに。
ショック半分憤り半分 て感じか。

コトの顛末は、来月の親戚を招いての食事会の時に
あたくしが着る服。
シロ系の服を着ようと思っていたのだが、
生憎 キチンとした服の中に シロはない。
で、大魔人に小遣いを貰って 新しいのを買う事にしたのだ。

いきなり買いに出掛けても 迷うだろうから、
ネットでフォーマル系の服を見ていたのだが、
どれもこれも いまいちピンと来ない。
腕を出すのはいいのだが、
胸元が開いた服、丈の短い服 は
基本的に苦手。フェミニンも 色気ムンムンも ダメ。
そんなのばっかり。
ユニセックス系で、露出が少ないものが好みなのに。

そんな中に、アオザイコートが!
おおお!と あたくしのココロを鷲掴みした、
白いアオザイ。
普通のタイプと違い、前開きで飾りボタンで止められるようになっている。

会社で ゆーこさんとモニターを見ながら、
検索していたのだが、
ゆーこさんも「これは おきちゃんにぴったりよ」と
絶賛してくれたのだ。
ついでに かん様にも画面を見せると
「おっ!いいねぇ〜」と。

が、みちえさんは 違っていた。
電話で
「食事会の時の服、アオザイのフォーマルタイプのを作る事にしたよ」と
伝えると、
「どうして 日本人なのにアジアの民族衣装を着るのよ?」
「ちゃんとした格好しなさい」
などと のたまわった。
カチンと来た。
・ちゃんとしてるさ!
・つーか、民族衣装ってどうしでだめなのさ?
・そんな事言うなら、洋装だって 西洋の民族衣装だ
・西洋のフォーマルを着るのは良くて、アジア系のフォーマルを着るのはダメだなんて 筋が通らん。
・アオザイは 絶対にあたしに似合う
等と 意見を言ったら
「勝手にしたら」
といって 電話をきりやがった。

ふん。なんだよ。
そんなに おかしいか?
非常識か?
あたくしの感覚 変か?

たけぞ氏に電話をいれ、コトの次第を伝える。
そんなに反対されるような変な事なのか、
お義父さんの意見もさり気なく 聞いてくれるとのコト。
たけぞ氏は アオザイ賛成派である。

そして、出資者であり、実父である大魔人の意見も聞く事にした。
時間は 午後8時半。寝ているかもしれないが、
可愛いムスメの一大事である。きっと耳を傾けてくれるに違いない。
電話をかけてみると、運良く起きてた。
アオザイを着ようと思った事。
みちえさんが反対したこと。
それに対しての反論。
かくかくしかじか。

大魔人は、
・アオザイって どんな服だ?
・一般的に考えると 突飛ではある。
・それを着なければならない理由がない。
・でも最近は チャイナドレスだって フォーマルな席で見かけるのだから、アオザイが不適当というのは 確かにおかしい。
・いいか悪いかは オレが言う事ではない。
・お前が着たい服を着るのが一番だ。
・どんな服か 楽しみにしている。
・以上、オレは 寝る。

とても速やか且つ端的に認可された。
性格が似ているから?
とにかく、大魔人に反対されなかったのは、
とてもココロが休まった。

更に個人的理屈(一般的にいう 屁理屈かもしれないが)から言えば、
あたくしの副業は、南アジア方面(って殆どタイだけど)のことを
扱っている。
突飛でもなんでもないのだ。


まあいいのさ。
絶対に あれをゲットして、
ばっちり着こなして、
一世一代の艶姿 見せてやろうじゃないの!

********************

この日記を書いても、むしゃくしゃは収まらず、
たけぞ氏は おかんと喧嘩したままのコトをとても気にしていた。
「だって あたしから話す義理はない」
こうなっては 自分一人で気持ちの整理をつけるのが困難なのは、
自分と31年付合ってるから 充分分っている。

まずは、親友にして義姉のなぁなさんに、
「話をきいて!」メールを送る。
と、すぐに「家にいるよん」と返事が!

かくかくしかじか・・・・

と なぁなさんに話していくうちに 気分が軽くなっていく。
なぁなさん曰く
・男親より 女親の方が、衣装に関してはコト細かい。
・食事会は、親の為と割きり、この際お母さんの希望に沿うべき。
・どうせ、宴会があるのだから、その時にアオザイを着たら良い。
・宴会の1次会は 酔っちゃダメ。皆に挨拶とお酌をするのよ。
・2次会 以降は 酔っても何してもいいよ。
・だから 宴会の時は、着替えを持って行こうね。
等。
経験者だけに 納得できるアドバイス。
たけぞ氏にも言われたのだが、
・お母さんに写真を見せろ
とも。

電話を切り、滞在中の実姉の家に電話。
が、留守番電話である。 姉の携帯番号は知らないので、
弟に問い合わせ、姉に電話。
みちえさんに 件のアオザイの写真を見せたいからメアドを教えてと聞くと、
・いつも、義兄さんが使ってるのがそうだ。
・今、湘南のおばさんの家に行くのに送っていったところ。
・だから うちに送っても みちえさんは見れない。
・大魔人とうちとに 写真を送っておいて。
・みちえさんは 時として とてつもなく頭が固いところがある。
・そうなった時に 考えを覆すのは困難。
・たまには みちえさんの希望をきいてあげてもいいのでは?
・アオザイは パーティーの時に着ればいい。
と なぁなさんと似たようなアドバイスをくれた。

既に怒りはおさまり、ココロ穏やかになりつつあったので、
まぁ 2人の『あね』のアドバイス通り、
明日は、普通のワンピースとアオザイを買いに出掛けようと思う。
折しも たけぞ氏が色々の用事をすます為に、一時帰京をする。
デート代わりに 一緒に行ってもらおう。

さて、部屋 片付けるか。





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