2002年07月16日(火)



今朝もこ気味良い程鮮やかに寝坊しつつ
バス停へと急ぎ寮から飛び出せば
地面から飛沫があがるような土砂降り。
慌てて傘をさしたらピタっと止む始末。
俺がなにかしたかよ!
と、とりあえずキレておきました。
いつもどおりの爽やかな朝。
こんばんわrikuです。

あーもう。
仕事忙しい。
喉から手が出るくらい忙しい(なにがなんだか)
残業しすぎだよ。
仕事俺に振り分け過ぎだよ。


ということでかなり更新が開きましたが
前回の話の続きです。


突然、日光へと拉致されることを宣言された僕は
僕の中学からの悪友的存在であるところのタカシを
近場の温泉で済ませようとなんとか説得を試みたが
ミスチルを口ずさむところの
あのアホタレは一向に表情さえ変えず
カーナビの行き先をピピっと栃木へと設定したのでした。

まぁそのあたりになると
タカシとの付き合いが10年以上にもなる僕は
抵抗することを諦め
被害を最小限に留めることに
力を注ごうと決めたのでした。
つまり。
寝る。

なんというか。
もう仕事明けでそのまま徹夜する体力ないです。
ジジイとでもなんとでも言えばいいです。
無理です。
超無理。
ここで頑張って徹夜したところで
現地に到着したらテンション丸下がりだし
次の日は一日中寝ることになって
せっかくの休日が潰れてしまいます。
助手席で寝るのはマナー違反とかなんとか
どうでもいい。
俺は寝る。
そう決めたのでした。

その点、
僕との付き合いが10年以上になるタカシは
僕の安眠を妨げる恐ろしさを十分知っているので
なんの抵抗もなく
僕は眠りに入った。





=そして2時間後。=





ん。んんー・・・・。
なんだ。
やたら揺れるナァ。

と、激しい体の揺れに
僕は夢の世界から引きずり出された。
そしてその寝ぼけた目に飛び込んできたものは




















木。木。木。そして木。

木。おんりー。













僕は・・・・。
はるばる北海道から・・・・。
日本一の大都市、東京に・・・。
出てきたはずじゃぁ・・・・・。

お、お母さん・・・(幼児退行)



タカシ>あ!おはよう!よく眠れたか?!もうすぐ着くぜ!

俺>ちょっと待て。ここはどこだ。

タカシ>オマエ、こんなに揺れてるのによく眠れるなぁ!
カーブ曲がる度に足がグラングラン揺れてたぞ!ぎゃははは!!

俺>だからここはどこなのっ!

タカシ>お。ここから先はRV車じゃないと入れませんってさ!歩くぞ!

俺>っざけんなよ!っざけんなよ!





という具合に
寝起き一番で杉の木しか見えない山奥を散歩。






俺>つーか道とか、明らかに崖崩れの跡とかあるんですけど。

タカシ>山の中だからな。

俺>電線とか見当たりませんが?

タカシ>人住んでないんじゃないかな。

俺>砂利道ですよ?

タカシ>舗装する必要ないからな。

俺>温泉とかあるんですか?

タカシ>カーナビを信じられんのか?

俺>つーか坂、急だよ!急過ぎだよ!

タカシ>気持ちのイイ朝だなぁ。

俺>疲れた!もう歩けないモン!

タカシ>うるせぇ!いいから黙って歩けやボケぇ!


そんな問答を続けること5分。
見えてきたのは一軒の家。


果たして僕は温泉に入れるのだろうか。
つづく(またかよ!)


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日記才人