当世高校教師気質
一生勉強 一生青春

2001年09月05日(水) 『黄昏の岸 暁の天』

本日も院生室は絶好調。
話題は「ケロンパ」、何のことなのか思いだせず皆がイライラしてきた矢先に、
「あぁっ、銭湯の風呂桶の底っ」と素でのたまったK氏に脱力(そりゃ「ケロリン」だよ)

閑話休題。

日本文学を専攻している、挙句に院生ですなどと言うと、必ず言われるのが、

「じゃぁ、愛読書はやっぱり夏目?」「本棚は古典でいっぱい?」

・・・んな訳ないだろっっ!?(心の中ですかさず裏拳)
学問に励んでいる時ならばいざ知らず、普段の読書生活は他と大差ない(はず)。
ミステリーだろうと、SFだろうと、面白ければ何でも読む。
勿論、ファンタジーだって例外じゃない。

『黄昏の岸 暁の天(上・下)』(小野不由美/講談社X文庫ホワイトハート)

知る人ぞ知る大人気小説「十二国記」シリーズの新刊をやっと読んだ。
購入したのはずいぶん前なのに、今まで散々新刊を待ち続けた時間を思うと
そう易々とは読めない気分になってしまうので、放ってあったのである。
なにせ4年以上音沙汰なしの状態だったのだから、普通の新刊とは訳が違うのだ。
さて、読了感想は・・・「急展開ですね、小野主上」
行方知れずになっていた主要人物の探索に、今まで知らなかったキャラ続々登場。
さらにもう一つ・・・「やっぱ面白いですわ、小野主上」
物語にも登場人物にもぴんと筋が通っているから、全体像がぶれることがない。

世間一般の「大人」に該当する方々、ファンタジーは子供小説と侮ることなかれ。
架空の国家、架空の生物、架空の文化、架空の生活。
無の状態から一つの世界を創り出すのは、並大抵の構想力で成せる業ではない。
上質のファンタジーは、大人の鑑賞にも十分耐え得るものだと私は思う。


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葉明 [MAIL] [当世高校教師気質��]

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