夕方、母が車の中に夕刊を置き忘れたと言うので取りに行った。 玄関の引き戸をガラガラと開けて、面倒くさげに一歩足を踏み出した途端、
「おぉぉ〜〜っ」
思わず目を見張った。おそらく口も開いていた。 目の前の灰色の空を物ともしない迫力で、大きな虹が架かっていたのだ。 しかも、中途半端に切れていない、ほぼ完全体のRainbow Bridge。 なんとも贅沢すぎる一品じゃないかっ!
・・・ということで、今日のお題は「虹」にしようと思う。 「虹」といえばいくつもの名曲が存在する中、最も有名なのはやはりコレだろう。 知らない人っているんですか、の「Over The Rainbow/虹の彼方に」。 E.Y. Harburg作詞、名作「オズの魔法使い」から生れた名曲中の名曲である。 しかし、私の中ではもう一曲、「虹」に関する思い入れの深い曲がある。 Mr.Childrenの初期作品「虹の彼方へ」(「KIND OF LOVE」収録)がソレ。
「虹の彼方に」と「虹の彼方へ」、たった一文字変われば曲全体が変わる。 こんな時、日本語は魔法のようだと改めて見直さずにはいられない。
♪Somewhere, over the rainbow, way up high, There's a land that I heard of once in a lullaby
簡単に訳せば、「虹の彼方にはかつて子守唄で聞いた夢の国があるんだってさ」 スロウな4拍子に乗った優しいメロディに寄り添うようなリリック。 「虹の彼方に」はよほど素晴らしい何かが存在するのだ・・・ 大人になってもふと信じてしまいそうになる子供の自分が見つかる、嬉しくなる。 一方、ミスチルの歌いだしは以下のよう。
♪Walkin on the rainbow 雨上がりの路上に輝く 飛び出した My dream
ポップな曲調の裏に隠されているのは、溢れ出しそうな情熱と多少の焦り。 手放せない夢を抱えて、夜を彷徨うのは曲中の主人公だけではない。
♪I'm walkin on the rainbow 数えきれない夢が溢れて The future in your eyes wishes come true
「虹の彼方に」思いを馳せる心を忘れないまま、 「虹の彼方へ」歩いていきたい・・・現在の私はそうありたいと心から願う。
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