| 2001年09月27日(木) |
『木曜組曲』/『TVピープル』 |
夏休み最終週の木曜日は大学へ。 10月1日の演習発表のために7月中に作成しておいたレジュメの確認をするが、 ・・・勘弁してくださいと思わず頭を下げたくなるような恥かしさ。 院生としてはあるまじき発言なのであろうが、自論を見直すのは苦手である。 しかも他人の前で口頭発表する資料である時は尚更・・・嗚呼・・・
本日の一冊: ・『木曜組曲』(恩田陸/徳間書店)
「苦手」宣言した舌の根も乾かぬうちに恩田陸登場。 しかし、今回はかなり面白いと私は思った。 とっくに終わったはずの事件をいろいろな形で「物書き」に携わる5人の女性が 様々な智恵を持ち寄って真実に迫ろうとするのであるが、嗚呼、愛すべき妄想力。 「物を書く」=「1つの世界を作る」ことを生業とする人間はこうでなければっ! さらに最終的結末に至るまで何枚も何枚も分厚いカーテンを押し分けていく歯痒さ。 (本当に何枚も何枚もあるのです、過言ではない) しつこいと言いたいぐらいの伏線もココまでくれば天晴れに近い。 恩田ファンタジーのファンには不満なのかもしれないが、私は断然コッチ派だ。
おまけの一冊: ・『TVピープル』(村上春樹/文春文庫)
かなり古い本なのだが、初版で100円だったので思わず購入。 内容はどこもかしこも村上ワールド満載の6篇からなる短篇集。 訳が分からないのに、「嗚呼、あるかも」と納得してしまうのは何故だろう? どう冷静に考えてもあるはずないし、あったら相当困るのに。 ・・・などと考えていたら、危うく電車を乗り過ごすところだった。 読書に熱中するのも考えものである、危ない、危ない。
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