| 2001年10月03日(水) |
『絵本を抱えて部屋のすみへ』 |
本当は大学に行く予定だったのにキャンセル。 理由は私の夏休みボケが健在だったから・・・講義がなくて本当に良かった。 水曜日の電車のダイヤには要注意が本日の教訓である。
本日の一冊: ・『絵本を抱えて部屋のすみへ』(江國香織/白泉社)
江國香織は私が特に好んで作品を手に取る女流作家の1人である。 しかし、エッセイを読むのは実はコレが初めてだった(我ながら意外)。 今作品は江國女史が幼い頃から現在にかけての間でに気に入った絵本を エッセイ風に次々と紹介していく絵本の入門書のようなもの。 絵本なんて小さい子の読むもんじゃん、もう読み飽きたよなんて思っていても、 世の中にはまだまだ面白い絵本がいっぱいあるんだと教えてくれる先生のようだ。 興味半分、「コレは知ってる」「コレを読んでみたい」などと眺めていたら、 一冊の絵本が飛び込んできた・・・思いがけない再会。
・『花咲き山』(文:斎藤隆介・絵:滝平二郎 /岩崎書店)
「やさしいことをすれば花が咲く。命をかけてすれば山が生まれる」
物語始めの山ンバのコトバは今でも私の胸をぎゅっと締め付けて離さない。 『花咲き山』は、『モチモチの木』とともにお二方の代表作ともなっている作品、 そして、私が生れて初めて書いた読書感想文の課題図書であった作品なのである。 小学校一年生の時のことだ。 原稿用紙3枚以上書ければ合格のところを私は何枚も書き続けた。 時間内には書き終わらずに、放課後に1人残ってようやく書き上げた。 書きたいことが次々に溢れてきて、とにかくどんどん手が動いたのだ。 結局、私は10枚の読書感想文を完成させ、先生と推敲を重ねて5枚にまとめ、 市の読書感想文コンクールで最優秀賞を戴いた。初めてもらった賞である。
それから卒業するまで、私は作文に関しては校内トップだった。 自慢かと言われれば、大いに自慢であると胸を張って答えよう。 素晴らしい作品に触れ、思ったことを自分の言葉で文章に表す・・・ あの時夢中で書いていた情熱をそのまま引き摺って現在の私がいるのだから。
活字離れが騒がれる現代社会。 それでも幼い頃に必ずどこかで書物に触れているはずである。 目を閉じて、思い出の一冊が浮かんだら・・・図書館に出かけてみるのもまた一興。
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