昨日は山の上にしかないと甘く見ていた銀世界が目の前にある。 たった一晩でどうしてこんなに降ってこれるんだか・・・自然って神秘だなぁ。 ともかく、今日はお家でとりあえずレジュメを完成までこぎつける。 明日もうちょっと詰めてから、明後日印刷→発表→解放。 頑張れ、頑張れ、頑張れ・・・
本日の一作: ・『肩ごしの恋人』(唯川恵/マガジンハウス)
先日、発表された直木賞受賞作品をさっくり読む。 現在どこに行っても品切れの作品を上手く入手できたのは、 院生N尾女史が受賞決定以前から図書館に予約を入れておいたからである。 まぁ、又貸しってヤツですね・・・違反は百も承知なのですが。 同県出身の彼女のことを勿論知ってはいたし、幾つか読んでもいたけれど、 まさかこうなるとは思ってもいなかったで、実は相当驚いた。
読了後第一声・・・「そう、きましたか」 自分の感情に素直に従って生きるるみ子と理性的な働く女である萌。 典型的な2パターンの女性が不思議と付かず離れずの関係を続けながら、 それぞれの人生を歩んでいく中で、出会いと別れを繰返す。 徹底的な女性視点で描かれたソレは、女性の本音の溜まり場だ。 世の中の女性を大分すればどちらかのパターンに分けることはできるだろうが、 自分がどちらに属していようと、2人の生き方に納得ができる。 「女」であることを最大に活かそうとする奔放な生き方も、 自分だけの空間をどこかで維持しながら世間を渡っていく生き方も、 どちらにも是非はなく、「あぁ、なるほどね」と頷くことができる。
読書をしていて思うことは、本を選ぶ権利は読者にはないのだということ。 まず、本が読者を選ぶのだ、年齢や情況や性格などを判断して。 今、10代の頃は苦手だったいわゆるOL小説を抵抗なく読んでしまえるのは、 本が私を読者として認めてくれたからだろう、ありがたいことに。
この作品に関して言えば、最後はやはりすごい(伊達に賞は取らないってか)。 筆者がキーワードを「家族」としていた意味が漸く解った。
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