昨日の大雪を受けて、お山の上(=大学)はひどいことになっていた。 一方、私の声は掠れてはいるものの、昨日よりはずっとマシになった。 ただ、それは自分の中の基準であって、他人の耳には異常である。 今日の講義でビデオを使おうと考え、院生室をノックしたK越教授は 開口一番、「どうしたの、その声?」ときたもんだ。 「風邪みたいですね」と妥当な答えを返したら、 「ふぅん・・・じゃ、ビデオの準備しといてね」・・・もっと労われよっ(苦笑)
今日のビデオ内容は忠臣蔵における名場面「南部坂雪の別れ」を、 これまでのテレビドラマではどう演出されてきたかの比較検討(面白い)
本日の一作: ・『ざくろ』(川端康成/新潮文庫『掌の小説』)
本日の近代文学ゼミは川端専攻のK氏による『ざくろ』。 携帯に連絡が来た時は思わず「はぁっ!?」と目を剥いてしまった。 『ざくろ』、それは数々の川端文学の中でも珠玉の名作。 心の中ではきっと想い合っているのに伝えられずに秘めている若い男女。 戦争のため別れの挨拶を告げにきた彼とは碌に言葉も交わせなかったが、 1つのざくろを介して、少女は心いっぱいの別れをしたと思い、 母が今でも亡父のことを忘れていないように、 青年のことをこれからも想い続けるであろうと確信する・・・切ないなぁ(涙) ともかく、コレなくしては私の中の川端はありえないというぐらい好きな作品。 おかげで今日のゼミはどうしても感情的になりがちで、 皆も思い入れが強すぎるようで、全体的にハイテンション(笑) そんな中、さすがにK氏はイイ読み方をしてくるなぁと感心してしまった。 彼の視線の先には、この作品を通して何かが見えているようである。 羨ましいことだ、私もうかうかしてられないや。
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